2021-04-14 第204回国会 参議院 本会議 第15号
eIDASといった欧州規格、米国のNIST基準いずれに乗るのか、それとも日本独自の基準でいくのか判断するべきときです。ここを誤れば、日本のデジタル化は世界から周回遅れとなるおそれがあります。逆に、しっかりと対応できれば、日本主導でグローバルスタンダードをつくることもできます。 一方で、個人情報や著作権等のデータに関する法律がデジタル技術の社会実装を阻害してきたことへの対処も必要です。
eIDASといった欧州規格、米国のNIST基準いずれに乗るのか、それとも日本独自の基準でいくのか判断するべきときです。ここを誤れば、日本のデジタル化は世界から周回遅れとなるおそれがあります。逆に、しっかりと対応できれば、日本主導でグローバルスタンダードをつくることもできます。 一方で、個人情報や著作権等のデータに関する法律がデジタル技術の社会実装を阻害してきたことへの対処も必要です。
かつて我が国が、携帯電話の規格において、欧州規格のGSM方式にデファクトスタンダードの地位を奪われたという苦い経験を持っているわけでございまして、このために、国際機関等における国際規格の策定に当たっては、我が国の利害関係をきちんと反映させるとともに、我が国が先導的強みのある技術等については、積極的に国際規格化を提案していくことが重要ではないかというふうに思うわけです。